サヴァラ司令官へ――最近の出来事に対する私自身の考察
サヴァラ殿-
勝利の喜びを感じる時にも悪い知らせを求めるとは、実にあなたらしい。例のゴーストからの報告を確認し終わった。
あくまで私の仮説でしかないが、ガーデンの中心に存在する忌まわしき何かを、ベックスは神聖な力と考えたのではないだろうか。あなたの機械が神を持つなどありえないという反論が既に聞こえてくる。
答えは簡単。ベックスのあの貪欲な知性を持ってしても、その変異体を理解することも解読することもできなかった。考えられる対処法を全て考察した結果、最も利益となる行動を導き出した...この力を崇拝し、その変異体の想像通りに自分自身を改変することを。
この変異体の近くで発見された3体のアクシス・マインドは、この力の器として作られたベックスであり、時空に手を伸ばして自らとベックスをつなげ合うための道具だと考えられる。もしこれが成功していたら、どのような恐怖が解き放たれたのか、想像もできない。
だが希望もある。脅威にさらされた時、この変異体はその器を起動させて自らを守ろうとした。危険を感じたということだ。つまり、その正体が何であれ、ガーディアンは危害を加えられる。
また、1度に1つの器しか起動させなかった。力に限界があったのだろう。目的が何であれ、その準備が整っていなかったようだ。
この変異体は。より強大な何かの一部であったと考えるべきだ。比較するのも恐ろしいが、トラベラーが私達を通して戦っているように、その力はその信奉者を通して戦っている。
警戒した方が良いだろう。他にもあのような変異体や器があるかもしれない。
イコラ



ホーム リロード   新規 下位ページ作成 コピー 編集 添付 一覧 最終更新 差分 バックアップ 検索   凍結 名前変更     最終更新のRSS