やあ。興味を持ってくれてありがとう。私は後世の人々のためにこれを記録している。
ウォーロックのタナトノートは一旦死んだ後、本質の理解と共に戻ってくる。埋もれた記憶に辿り着くために、私は同じ過程を試みるつもりだ。具体的には、頭に荷電粒子ビームを撃ち込んで何が出てくるのかを見る。我々エクソは長きに渡って活動してきた。記憶の奥に何があるのか知りたい。
ゴーストが私を修理するために待機している。
ではやるぞ。3、2、1...
オ鹿、ェコー6、ケん、しえラ9、へビ
世界へと飲みこまれていく。皆が燃えている。頭上には船が飛んでいるが、花や合金、融合のきらめきのようにバラバラになりつつある――
その声は大気の接触面を言及している。軌道は予定通りだ。ラビッド2-3、軌道から外れているぞ。(私が発している声だと思う)
下には地球全体が見え、我々が落ちてきた空は星が見えず真っ暗だ。
ゴーストよ、もう1度私を撃ってくれ。
ラぴツド4、らンパーと4、ラちェっト、たンゴ80
氷の上だ。さっきとは場所も時も違う。巨大なオーロラがあり、それが氷に映っている。私は本物と反射で映ったオーロラの間を歩いているが、反射を映している氷はヒビが入っており、死体で溢れている。私は武器を持っていて、私自身が武器でもある。
上空には穴のあいた木星。それを見ると悲しくなる。胸が引き裂かれる。腹を空かしているのだ。もしかすると、穴は木星ではなく、私の中にあるのかもしれない。
ぉう冠、シロ、ソっちョく、コばルト、サンご
ゴーストよ、私を連れ戻してくれ。
ギザギザの硫黄、破門、琥珀、実在のアスペン
ゴーストよ、今すぐ私を連れ戻してくれ。
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