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ゴーストの破片: ミステリー2 Edit

夢の中だけにある入口

私が中で見たもの。

流れの激しい川と壊れたダム(あるいは細い隙間に海が押し寄せているだけなのかもしれない)。波が隙間に流れ込み、石に当たったところで水しぶきを上げ、霧を貫き、雷となって落ちてくる。洪水の中に巨人がいて、流れに逆らって進もうとしている。それはレバーに手を伸ばし、流れを止めようとしている。いや、もしかするとそこから剣を得ようとしているのかもしれない。どちらにせよ、急流に押し戻されるため、頭を下げて何とかして進もうとしている。その顔は見えないが、白い煙を吐いている。ひどく同情する。

地球を裏返して内側に貼り付けたかのように色塗られた見知らぬ世界。私は信じない。あまりに比喩的だ。

配電盤、または駅。無人で荒涼としている(待っている)。無限に枝分かれするトンネル。長い時間その1つを眺めていると、腹を空かせた青白い幼虫がとぐろを巻くのが見えた。こっちの方が信憑性がある。こいつが出てきたのは私のせいかもしれないが。

卵だ。中の液がまだ温かいのか、腐っているかは分からない。また、その温もりが小さな羽の生えた受精卵の苦しみから来るものなのか、傷口から出た血からなのか、あるいは何かが懸命に考えている思考からなのかも分からない。

星だろうと私は思った。星は必ず空に上がり、輝く。頼れる存在だ。しかし、星は繊細な休止状態にある。自らの体の中に爆発を抱え、噴出も崩壊もできない。だから、私は機械の状態も似たようなものだと想像する。ある種の力が上手く働かなかったため、動かず壊れた状態でここにあり、対抗する2つの破壊勢力が均衡を取り戻すのを待っている。

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